こんにちは、優子です。
今日は、自分の体験も含めて、「リスク分散」について書いてみます。
生き場所も逃げ道も複数ほしい
コロナの勢い止まりませんね。終息に向かうどころか、大都市を中心に感染拡大中。
この状況下。コロナ関連の給付金や補助金、融資の条件緩和、各種支払いや税金の猶予などでひと息ついている人もいるでしょう。
でも、国の財源は永遠に湧き出る泉ではありません。いずれは底をつき、枯れて干上がります。また、ゆるい条件で融資が受けられたとしても所詮は借金。返済が始まれば、新たな負担が増えるわけです。
給付も補助も融資も、確かにありがたい!
でも、それでスッカリ安心するんじゃなくて、当面を何とか乗りきったその先が肝心です。さらにもっと重要なのは、収入源を複数持つこと。
いわゆる「リスクの分散」です。
先も見通せず、不安定この上ない今の世の中で生き残るには、
「あっちがダメならこっちがあるさ!」という状態にすること。
持ちゴマは多いほどいい。生きにくくなった居場所からは、逃げていい。
だから、いくつもの「生き場所」や「逃げ道」を今すぐにでも作りましょう!増やしましょう!
追い風効果のあるジャンルは人によって違う
実は、この5月。Googleアップデートで、私のいちばん大切なブログが被弾しました。
2013年に開設したそのブログ。今まで一度も飛ばされたことがなくて、油断していたのが正直なところ。
年々忙しくなって、ブログの稼働数をたった2つにまで減らしていたので、5月のダメージは本当にキツかった!色々とメンテナンスやら施策やらガンバってみていますが、いまだに復活の兆しなし。トホホ。
私のリスク分散の実状
1)転売による物販
2)アドセンス主体のブログアフィリ
3)Web制作・グラフィックデザイン
4)ライティング
の4つが、私の主な収入源です。その中で、今回は、ブログからの収入の流れがせき止められました。
そして、物販の道も今は縮小中。道路に例えれば、車がゆったりと行き交える8メートル幅の公道から、四輪車の侵入が不可能な1メートルあまりの私道に変化したような状況になっています。
ただ、物販は、あえて自ら縮小しました。理由は、コロナ不安の中で、手元にお金を残しておきたかったから。なので、仕入れに使う金額をうんと減らし、必然的に販売量も少なくなったということです。
物販で成功するには、いかにたくさん仕入れるかにかかっていると私は思っています。正確には、確実に売れるものをどれだけ多く仕入れることができるか。そこがキモだと。
たくさん売って大きい売り上げが欲しいなら、潤沢な仕入れ資金は不可欠です。
純さんと出会った頃、
「まず100万円程度の資金が用意できない人は、物販で大きな成功はない」
といわれたのを鮮烈に覚えています。
でも、コレって真理です。物販って、仕入れ&販売の繰り返しの中で、お金を転がして、いかに大きく増やすかのビジネスだから。
小さな雪玉をコロコロ回して、やがて大きな雪だるまを作るイメージ。はじめの雪玉が大きいほど、雪だるまへの進化スピードは速いし、成長度合いも大きいのは当然ですよね。そして、お金の回転を途中で止めたら、雪玉はあっという間に溶けて消えます。
その真理をわかった上で、今のわが家にとっては、物販のためのリサーチに時間を割いたり、1回の仕入れに何万、何十万とお金を動かすのは得策じゃないなと思ったのです。
そのかわり、コロナ特需ともいえるほど、需要の増えた「Web制作関連」と「ライティング」の仕事をフル稼働でガンバっています。
どんな案件が増えたかというと、小さいお店や、ときには行政の出先機関から、テイクアウトやデリバリーに特化したサイト制作の依頼が目立ちます。
既存のクライアントさんからは、サイトのオンライン化の依頼。同じく、サービス告知のためのカタログやフライヤーなどのグラフィック制作も、ありがたいことに受注続きです。
さらには、起業家さんから、自身のノウハウをKindle本にしたいという依頼が増えて来ました。電子書籍だけじゃなく、紙媒体のブックライティングの案件も、常に待機している状態です。
書籍化が流行ってるのかな??
おそらく、それもコロナの影響が大いにあるのでしょう。対面ではない形で、ノウハウやサービス、はたまた商品を周知したいという気持ちからの書籍化なんだろうなと。
ここまで書いたことを誤解していただきたくはないのですが、コロナ禍の中では、「ブログ」や「物販」がダメだとは決していっていません。
実際にコロナの影響で、一気にPVを伸ばしているブログもたくさんあるし、コロナ関連商品の物販は、それこそ追い風効果で売上げアップしています。つまり「今こそイケる!」のがどのビジネスか。それは、人によって違うわけです。
あくまでも私の場合は、「デザイン」と「ライティング」に今は需要が集まっているというだけのこと。自分の持ちゴマの中で、今勝てるのはどれかを見極めながら、そこを強化すればいいんだとと思います。
その前提として、複数の持ちゴマを持っているべき=リスクの分散という理屈が成り立つのではないでしょうか。
ジャンルや手法の違うビジネスでリスク分散
リスク分散のために複数のビジネスをやるとして、それぞれが
・違うジャンルであること
・手法やアプローチが違うこと
というのがポイントです。
たとえば、ブログを複数作っていればリスク分散になるかというと、そうじゃないですよね。Googleのアップデートの脅威にさらされる点では、どのブログも同じです。リスクの可能性が同じなら、リスク分散になりません。
つまりは、他者からの影響を同じように受けることのない、全く別の分野に「生き場所」や「逃げ道」を作っておくのがいいということ。
もっと大きなくくりでいえば、会社勤めの人が副業を持つことは、リスク分散の最たるモデルです。そして余力があれば、その副業の中で、違うジャンルやアプローチのビジネスに分散していくつも道をつけておく。これが、これからの時代には理想的なんじゃないでしょうか。
給付金や支援金の使いみち候補
国の特別給付金や持続化給付金。すでに手元に来ている人も多いかと思います。
ほとんどの場合は、当面の生活費や仕事の運転資金に当てることになるのでしょうが、
もしも、もしも、「何に使おう?」って考えるほど余裕がある人がいたなら。ぜひ、将来の「生き場所」や「逃げ道」をつくるために、スキルやノウハウの習得に投資してみてください。
私自身のことを振り返って、もしもブログやオークションだけに頼っていたらと考えるとゾッとします。制作の仕事も手がけてて良かったーーー!と、しみじみ思うんです。
数年前、ブログ収益を伸ばしたくて通っていた講座で、初めてWordPressなるものを知りました。そこから、デザイン講座に通って、すでに硬くなり始めている頭で、苦労して苦労して習得したスキル。はるかに年下の若者に混じって、めちゃくちゃ居心地悪いし、質問もしにくいし、最初は全くワケわからないし、何度も投げ出したかったけど、あきらめなくて良かった!
あのとき受講費と時間を「投資」したことで、今のわが家は救われています。
数年前に比べて、オンラインで学べる仕組みがすごく進化しているので、今の方がスキル習得の敷居はグッと低いんじゃないでしょうか。
夫の仕事場にも、すごい高齢なのに、がんばって勉強してて、ゆっくりペースながら確実に制作技能を身につけている人がいるんです。スゴイな、エライなって、尊敬しながら私もお手伝いしています。でも、生き生きして、めちゃくちゃ楽しそうですよ。
あっ!
でも、こんな混沌とした状況では、詐欺まがいの講座やコンサルもめちゃくちゃ増えてるみたいなので、そこはしっかり見極めないと危険ですけどね。
あと、複数ジャンルの開拓は、何もデザインや制作分野だけじゃありません。
たとえば、手芸や工芸品なんかの手先仕事の技能習得もいいかも。今、「手仕事」の作品が、すごく注目されていますし。
編集後記
久々にハマりにハマっているドラマがあります。
「MIU404」がソレ。
3月頃のこのメルマガで、新クールのドラマで期待値最大なのは、「MIU404」と書いた覚えがあります。私の期待を全く裏切らない、めちゃくちゃ面白いドラマです。
金曜日が来るのが待ち遠しい!ドラマの放送曜日が来るのを待ち焦がれたり、その日のために残りの曜日をがんばったりする感覚。
いつ以来だろう!?
演者もいいし、主題歌もいいし、何より脚本がスゴい!
リアルで観て、そのあと録画視聴して、さらに仕事の休憩時間にアマゾンプライムビデオをTVで観るために、わざわざFire TV Stick買いました。
もう、沼です、沼!
かといって、メインキャストの中にめちゃく推している俳優さんがいるわけじゃないんですけどね。やっぱり、脚本の威力だろうな~
「MIU404」のことを書き出したら止まらないので、強制終了しますね。
それでは、また来月(^_^)/~
優子