こんにちは、優子です。
この記事を書いているのは、5月の25日。東京とその隣接県、および北海道の緊急事態宣言が解除されました。これで日本中の全都道府県が、緊急事態宣言の縛りから解放されたことになります。
緊急事態宣言の解除を告げる安倍首相の中継のあと、街頭インタビューにこたえる人の中には、「やっと元に戻れる」と安堵する声もありました。
本当にそうなんでしょうか。
おそらく、もう二度と「元の通り」には戻れないでしょう。
コロナウィルスの脅威は去っていません。ウィルスがこの世から消えてゼロになることはもうないし、第2波、3波は必ず来るはず。私たちは、これから先ずっとコロナウィルスありきの世界で「いかに生きるか」を考えなくてはいけないのです。
「コロナウィルスが出現する前の生活には、もう二度と戻れない!」
という前提で、生きる覚悟をしなくてはいけません。
オンライン化を受け入れた人々
コロナによる自粛生活っていつから始まったんでしたっけ?すでに、遠い昔みたいに思えてしまいます。
自粛、外出制限、三密回避、マスク常用、ステイホーム、ソーシャルディスタンスなどなど。どれもスッカリ慣れた気がしませんか?
人間の順応性って、やっぱりスゴいです。
中でも特に「慣れたな~」「もはや定着したな~」って感じるのがオンライン化。
うちの場合、私は元々オンラインの仕事がメインでしたが、夫は違います。それがこの2ヶ月くらいで、夫もすっかりリモート慣れして、
今では
「オンライン、ええわ~。
もう、元に戻りたくない」
が口ぐせです。
そもそもわが家が、関西からココ富山に転居したのは、夫の転職が理由でした。斜陽の出版業界で、すり減るだけの社畜みたいな自分に嫌気がさしていた夫。親友が故郷で興したベンチャーに乗っかることを決意して、長年勤めた会社を辞めたのです。
そんな夫の新しい勤め先は、社長(夫の親友)と専務(夫)以外は、家族とか、幼なじみとか、となりのおっちゃんとか、裏の家のおばちゃんとか(笑)
身内や仲間内の寄せ集めみたいな会社です。
だからこそ、めちゃくちゃ自由。夫が「オンラインの方がいい」といえば、即OK出るほど寛容。
でも、社長のこの寛容さや柔軟さのおかげで、コロナ禍のもとでも危なげなく生き残っています。真っ先につぶれてもよさそうな新参の極小企業なのに。
オンラインでも業務は回る。むしろ、その方が社員に歓迎される。
そうとわかったら、すぐにシフトを決めた社長さん。速攻で、テレワーク導入企業向けの国の助成金を申請したのだとか。
わが家の夫はもとより、最高齢の社員も事務や庶務のおばちゃんたちもみんなを「楽しく」巻き込んで、会社中をテレワーク化してしまいました。
高齢者や中高年女性はテレワークなんかムリというのはタダの思い込み。コロナ自粛で生まれた時間を利用して、機械音痴の人にはマンツーマンで操作や管理方法を教えることに。
このマンツーマン作戦には、私も駆り出されました。PCの基本操作からスタートして、約1ヶ月ぐらいマンツーマン指導した70歳前の女性が、今じゃWordPressサイトを管理できるようになっています。
朝のミーティングはLINEグループで、もうちょっと本格的な会議はZoomを利用。
この前、Zoom会議中の夫の背後を通ったら、最高齢のおじいちゃん社員さんがハワイ風のバーチャル背景だったので笑いました。
でも、同時にちょっと感動!
だって、エラくないですか!?ZoomどころかPC自体が初心者だったおじいちゃんが、自分でグリーンバックを使用してワイハー気分で会議に参加しているんですよ。
人は、何歳からでも変化できる!成長もできる!人間って素敵です。
考え方も生活もアレンジすれば人生は楽しくなる
不可抗力という言葉があります。
自らの力ではどうにもならないこと。人智が及ばず回避不可能な災難のこと。そういう意味ですよね。
コロナウィルスの蔓延は、まさしく不可抗力の自然災害。私たち人間は、避けることも、逃れることも、誰一人としてできないのです。
だったら、あとは如何に被害を小さくできるか。それに力の限りを尽くすしかないのではないでしょうか。
さらに言えば、辛くて厳しい現実を如何に「生きやすく」アレンジできるかも大事。これからは与えられた環境や素材を上手にアレンジできる人が、真の成功者になれるのかも。
アレンジ力は、色々なシーンで効力を発揮すると思います。
先に書いた仕事のオンライン化もそうだし、テイクアウトやデリバリーをバランスよく取り入れて、食生活をアレンジすることも今後は主流になるでしょう。
もっと小さなことに目を向ければ、マスクもそうです。ウィルス遮断の効果まで求めないと割り切って、服とお揃いにしてファッションとして楽しんだり、これからの季節を快適に過ごすためには、冷感素材を取り入れるなど、アレンジ次第です。
どうにもならないことを嘆くのではなく、どうにかなるところを工夫する。そんな知恵があるのは、人間だけの特権です。
前にしか道はない
わが家の子どもたちの学校は、今週から再開しました。
学校生活における感染防止や、年度始まりを9月にするか否かなど、コロナによって生じた難問はまだまだ沢山あります。でも、次々押し寄せる難問をただ恐れていても何も始まりません。
数ヶ月前までの当たり前がすでに当たり前として通用しないのであれば、当たり前の思い込みをぶち壊して前に進むしか道はないのです。
たった数ヶ月の短い間にコロナに奪われた多くの命を無駄にしないためにも、残された者が生き抜いて「新たな日常」を作り出さねば!
今後は、暮らしの中でいちいち「これはどうアレンジできるかな」と考えるクセをつけるといいかも知れませんね。
では、また来月(^_^)/~
追伸
前回のメルマガで、セブンミールの「ミールキット」という半調理品を試してみると書きました。
試してみた感想です。
「うん、なかなかいい!」
栄養も彩りも、食材の組み合わせも、それに味付けも高得点!
2日前までに注文を完了しておかないといけないというデメリットを逆手にとって、週間単位で「献立」を立てる
のがオススメです。
ミールキットのメニューはかなり先まで決まっていて、サイトで確認ができます。自分や家族の好きなメニューの日だけ注文して、それを軸に他の曜日の献立を決めるみたいな。食事作りのアレンジというわけです。
良かったら、試してみてください。